12/4(水) 城山北東尾根から高尾山へ |
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今日もちょこっと隊。
今日は北東尾根から城山に上ります。
まずバス終点の小仏まで行って2週間前のツルウメモドキを確かめてきましょう。
もうちょうどいい頃合い。
ほら、やっぱり。
でも実は、なかなかこの実は見つかりませんでした。
心当たりの茂みの奥の方を覗き込んでやっと発見。
それに2週間前にはもっとたくさんあったはず。
よく見てみると枝を折った跡が…
そういういうことですか…
ツルウメモドキの実の鮮やかな赤と黄色は
このブログで触れなくても
車道を歩く人の目には付いたことでしょう。
とは思っても楽しい気分がしぼんで、
残念なスタートとはなりました。
車道を戻って日影沢林道に向かいます。
小仏川沿いには鮮やかなモミジ、
途中には咲き残りのボタンヅル。
そして「本日のノブドウ」はラピスラズリとトルコ石でした。
入り口から10分ほど歩き、植生保護のロープのない地点で対岸に渡りました。
北東尾根ルートは2012年版昭文社地図でも破線扱いですが、
踏み跡もしっかりとしていて、かなり利用されているようです。
不意に風が立ち、上の方の葉っぱがいっせいに降ってきました。
パラパラハラリ、日に当たってキラキラ。
この様子、私のチビカメで撮れるかしら。
カメラをあっちに向けこっちに向け、シャッタースピードを変えてみたり、連写にしてみたり。
とうとう掴まえました。got it!ヤッター!
降り注ぐ葉っぱ吹雪は捉えられなかったけれど、一枚でも嬉しい!
自分の手で掴まえるのも楽しい。
もちろん、樹々が一年の営みを終えるその光景に遭遇したら、
カメラなんか構えたり走り回ったりしないで、
ただ佇んで梢を見上げ、耳を澄ませて見惚れているのが相応しいかもしれません。
自分もその景色の一部になる、じっとしている私の上にも葉が舞い落ちてくる。
ほら、右の肩にも。
人の通らない静かな山道でこんな風に過ごせるのはなんて贅沢なひとときでしょう。
ヒヨドリジョウゴ、マルバノホロシ&ハダカホオズキ(かも
ナス科三兄弟も揃い踏み。
並んで生えていてくれるのでわかりやすい(とはいえ…)
※ハダカホオズキ、違うような気になってきました。2018.12)
向こうに見えるのは景信山東尾根とその奥の北高尾山稜かしら。
また登り返すと、伐採後の明るい場所には、
ヤクシソウの大きな株やベニバナボロギク( 何でこんな名前なんでしょうね )
ずっと林道を歩いてきた人が私を見つけて眼をパチクリさせていました。
今日は空が霞んでいて眺望はあまりよくありません。
そのうち雲も広がり寒々としてきたので、早々に出発。
高尾山への尾根道の両側は冬枯れの草地で、
見かける植物も冬支度完了です。
シワシワの干しブドウになってしまったのはサルトリイバラ?
(→同じ仲間のシオデかもしれません)
オオバギボウシの黒い段々種はカラスの羽根みたい。
モミジ台への三本道に近づく頃はまた日が差してきて明るくなりました。
すると気分もうきうき、単純ね(^^;
今日は南側の道を行きましょう。木の間越しに見えるのは南高尾の山々かな。
三本道がまた合流。
モミジ台の紅葉はもう終わっていると聞いていたのでそのまま進もうと思ったけれど
やっぱりちょっと見てきましょう。
次のポイント高尾山山頂は平日でもやっぱり人が多い上、展望も今一つで、
そのまま通り過ぎます。
今日の3号路のお目当ては目をつけていたキジョラン。
そろそろ実が裂開して白髪の種が飛び立つ頃、それを見るのを楽しみにしてきました。
キジョラン、なにしろ漢字で書くと「鬼女蘭」、その上アサギマダラの食草ですって。
6月にはこんな可愛い芽を出していたし。
でも残念ながら今日はその実は見当たりませんでした。また今度ね。
ということで、後はケーブルカーで下りてきてしまいました。
お土産にしようと思っていた天狗焼きも売り切れで、クスン。
とはいえ、やっぱり充実の「ちょこっと隊」でした、っと。
【 本日の実 】
ヤマホオズキ ツルギキョウ
この2種は絶滅の心配があるとしてレッドデータブックに挙げられています。
面白い実を見つけて、高尾の植物相の豊かさを単純に喜んでいたかったのに、
「本日の実!」とブログのトップに載せることを躊躇せざるをえませんでした。
その他に
等々々。
★ 高尾駅0912―小仏BS0935/0950―日影沢林道入り口1005―林道合流点1150
―城山1200/1220―モミジ台1320/1330―高尾山山頂1340―ケーブルカー山頂駅
1450
実は先日の景信山の時につかってみたいな~と思っていたのですが、
エンド時間が決まっていたので道迷いしたらまずいと思って止めました。
次回参考にさせて頂きます♪
もう蜂の時期は終わったから実線じゃないルートもいけるなぁ~
なんて思っていたら、違うものも待ち構えてますしね(^^;;
破線ルートは長ズボンでが鉄則ですね(*`▽´*)ウヒョヒョ
忘年山行の思い出に残りそうなヤレヤレまで、みんなと一緒だと楽しそう。
北東尾根はそんな心配はしなくて大丈夫ですよ。
ちゃんと踏み跡が広くなってるから。
下りに使っても迷うようなこともありません。
日影沢の水量が多い時は渡るのにちょっと気をつけなくちゃ、って感じです。
とcyu2さんにだけお勧め。
せっかくの静かな道、あんまり人が増えると…
って自分の庭じゃないんですけどね(^^;
ちょうどいろいろな実のなるころからなのかもしれないけど
これだけ見つけられるのは、やっぱりゆきさんだからだね(^^v
それにしてもちょこっと隊、気軽に行かれる範囲にお家があって羨ましい。
いつかバッタリしないかな~♪
ゆきさん、植物に詳しいんですネ!(今さら何言ってるの?という声が聞こえそうですが・・・)
ちょこっと隊の実績が着実に積み上げられていきますね。
ひらひら落ち葉、キャッチできて、素晴らしい~です。
あれ、難しいのよね。
城山北東尾根、今の時期はどんなかな~と思っていましたが、やっぱり静かで、いい感じですね~
それにしてもさすがゆきさん! 色々な実を見つけますね~♪
色も雰囲気もいろいろで、実って魅力的。
”ちょこっと隊”でも、収穫いっぱいで素敵でしたね。
お馴染みや、見当はつくけど正確な区別はわからないのや、
まだまだ沢山あったのよ。
季節がちょうどということもだけど、場所柄もあったんじゃないかしら。
高尾山ってほんとに豊かな山だってつくづく思った。
ちょこっと隊はpalletさんのお散歩みたいな感じかな。
楽しいけど、そろそろ一緒にもっと歩きたいよぉ。
あ、その後に奥多摩押しかけ隊で川苔山に行きましたっけ?
ともかく、またお手製のチーズケーキのお味見がしたい。
でもどこかでバッタリって時は、
さすがのアイさんもザックの中に一切れってわけないですよね(^^;
これと春の「桜吹雪キャッチ」、人の目を盗んで毎年やってます。
木の実草の実は、ほんと彩りも雰囲気も魅力的、
なにしろ小鳥たちを誘惑しなくちゃならないんですものね。
で、私もつられて。
そうそう、あんまり仲良くなりたくない草の実もありましたね。
高尾山のちょこっと隊、快調ですね。
城山北東尾根は静かでいいですね。春にしか歩いていませんが、この季節も魅力的ですね。
ヒヨドリジョウゴ、マルバノホロシ、ハダカホオズキ
いっぺんに見たことない気がします。
それにヤマホオズキもだなんて、いいですね。
よく考えてみたら、しばらく高尾山に出かけてないんです。
キジョラン狙いで出かけたいけど、年内は無理かなー
大分寒くなってきたので、早起きしなくていい「高尾ちょこっと隊」は魅力的です。
特にこの季節、赤い実を見つけると嬉しいですね。
それが次々にですもの♪
で、三兄弟、これで合ってますか。
毛があって柄がグー・チョキ・パーのパーで実についてるのと、
毛がなくてグーなのと、それからツルじゃないの。
キジョランは気がついたら教えて下さいねぇ。
>毛がなくてグーなのと、それからツルじゃないの。
ふふ (^^) ゆきさんらしい解説にニヤリとしましたよ。
見るものがみんな図鑑の写真みたいに典型的なものばかりならいいのですが
今の時期になるとくたびれた実しか残ってないので、見分けにくいですよね。
ハダカホオズキは柄の部分がもうちょっと膨らんでるのかなと思いますが
これも熟しすぎるとどうなんでしょうね。
来年またお勉強しようと思います。
キジョランは見つけたらお教えしますね。行けるかどうか?ですが。
ツル性かそうではないかを別にして、果柄のつき方に関しては、
小さなゆるいグーがマルバノホロシ、
大きなしっかりしたグーがハダカホオズキかと思ってましたから。
それにちょっぴり指が見えるような気も…
やっぱりナス科も一筋縄ではいかないんですね。
ヒヨドリジョウゴホロシなんてのもあるそうですね。
来年見てきて教えて下さいな。
ブログトップの左下の、「チビカメ同士」の写真が私の中で超ヒット! あの”木”のカメちゃんがかわいい~。
毎回思うけれど、ゆきさんの目のつけどころって、スゴイわ~。
私、結局丸くて小さい玉が好きみたい。
ダイヤより真珠…って話じゃないけど。
ブログはメインの山レポより、ここの画像を思いつくのが楽しくて(^^;