7/11 (土) 越後駒ヶ岳 ( 2002.7m ) |
荒沢岳の裾を流れる滝雲 ( 4:44 越後駒ヶ岳登山道から )
結局初めの目的どおり「まず」駒ヶ岳に登ることにしました。長いコースを歩き通すには今が一番若い、今のうちに、ということです。
前夜ふと目を覚まして窓から外を見ると、降るような星空。北斗七星が大きく見える、二等星の北極星だってはっきり見えます。明日も晴天。
早朝3時半のアラームに起こされると、えっ、 雨? いえいえ、細かい霧。実はそのおかげで上の画像のような素晴らしい光景に出会うことができました。
今日のコースは、枝折峠、明神峠、道行山、小倉山、百草池と優雅な名前が並んではいるけれど、そぞろ歩きには程遠い結構な長丁場です。しかも標準CTがガイドブックによってさまざま、どれを参考にすればいいのか。パーティを組んだ頃は休憩を入れて標準タイムで歩けた私たちpallet&ゆきも、だんだん休憩は別扱い、最近は2割増しくらいに見ておいた方がいいようになりました。前よりずっと遊ぶようになっちゃったしね。
ペースをはかりながら途中からでも戻ってくる覚悟で、4時半、いざ枝折峠を出発です。
こんな楽しいこともあるけれど、明神岳から道行山への道は標高差はたったの62mのはずなのに、細かいアップダウンが続く上、木の根が道に張り出していてとても歩きやすいとはいえません。
行く手に目指す越後駒までのコースが見渡せるのはいい気分。
道端には季節の花が次々と。タニウツギ、オオコメツツジ、サンカヨウ、アカモノ、ユキザサなどなど。
ところでこれは?左:ツルアリドオシ、右:ハテナ。葉っぱはアリドオシっぽいのだけど、花弁が5枚 ( 追記:花弁が5枚というより先端が5裂 )
そんな中で、初めましてはこのヒメシャガ。ふふ、可愛い。
ザックを置いて左の登山道を山頂へ。上の方に雪渓が残っているけれど、もうアイゼンはいらない。
さて、ずっと眺めていたいところだけど、帰りの時間も気になるので下山開始。駒の小屋上部から中ノ岳方面へ続く道は、少し先にお花畑が広がっているそうですが、もうここまでで充分堪能しました。
( でも、もう一泊して平ヶ岳に登ることに決めて、お迎えの車の中で宿のおじさんにお願いしました。家にはちゃんとそうなるかもって言ってきましたもんね(^^; )
そうそう、今日はモリアオガエルの他にもいろいろな生き物を目にしましたよ。
トンボ、チョウチョ、そしてケムシ!
実は浦佐からのバスの車窓から見た山々の中腹がところどころ赤茶けていて気になっていたら、私たちのお喋りを耳にした運転手さんが「ケムシで枯れちゃったんですよ~」と教えてくれました。
多くの生き物が活動しているのは結構なのですが、ちょっと問題です。
それにしても昭文社の標準CTはオカシイ。私たちがゆっくり休憩してこの時間です。特に枝折峠・百草池間は再考の余地がありそう。
★ 銀山平・伝之助小屋0400-(宿の車)-枝折峠0430ー明神峠0510/0520-
道行山0610/0620-小倉山0700ー百草ノ池0755ー駒の小屋0920/0950ー
越後駒ヶ岳1005/1020ー駒の小屋1040ー百草ノ池1135ー小倉山1225ー道行山
1305/1315ー明神峠1420/1435ー枝折峠1510
★ その他の「ご参考情報」はpalletさんのレポでどうぞ。
palletさんところでも書きましたが、
お二人の健脚ぶりには脱帽です。素晴らしいな~~~!
道草いっぱいしてるでしょうに(笑) 元気に歩ききって余力残してたなんて!
同じ日に苗場山にいた我が家は、
越後駒ヶ岳にも行きたいね~って思って地図を眺めていたのでした。
でも、結構遠くて、コースが長くてねぇ。
駒の小屋に泊まってる方ってどれくらいいるのでしょうね?
毛布あるなら助かるけどなぁ。
ハクサンコザクラは苗場には咲いていなかったんです。
平標山にも谷川にも咲いているのになんでなのかなぁって思っていたの。
やっぱりここにも咲いていましたか!
そうそう、前レポの宿の周りのこと。
いつだったか桧枝岐村から奥只見湖を車で抜けて、
ぐるんぐるん曲がる道で気分が悪くなっちゃって、
船着き場の辺りのお店に立ち寄って休憩したのでした。
あの辺りに小屋もあるのですね。
今日より若い日はない!!のだから、ゆるゆるばっかりしてないで
私も辛そうな山に先に登らなくてはです(^-^;
夜明け前の滝雲、素晴らしいですね~
新幹線必須の越後は、近いような遠いような山域で、
バス便調べも面倒そうですけど、それでも行く、その気力が素晴らしいです!
あの白い花、3弁の花はツルアリドオシっていうのですか、ありがとう。
私もいつかどこかで見たような気がします。
5弁の花もあるんですね~
それにしても越後二山、素晴らしい天気で最高でしたね。
たおやかな稜線と残雪と緑に惹かれます。
じゅうぶんにお花を堪能しました。。。って言えるところがまたいいですね。
でも、11時間は私には無理かなぁと思います。
そうだ、避難小屋に泊まって 二日間の花三昧もいいかも!!
ただし、一緒に行ってくれるひとがいればですけど。。。 (^^;
いっつも楽しませてもらって、そのままなの。
あの日は、皆さんどこのお山かなぁって話していたら、
矢車草さんたちは苗場だったんですね。
越後三山のあたりからの日の出だったんですね。
そんな光景を見ると今度はその山に登りたくなるでしょう?
そうやって行きたい山がどんどん増えてくる。また行きたい山も。
でも矢車草さんたちならいくら増えても大丈夫。羨ましい。
駒の小屋は結構泊まるようですよ。
帰り道でこれから登って泊まる人たちと何人もすれ違いました。
いつかぜひどうぞ。
八甲田から帰ってすぐ羅臼、斜里といいですねぇ。
越後の山はね、たいていpalletさんが調べてくれて、
私はくっついていくってことなんです。
お互い温めている山があると山域が広がって一人より面白いですね。
電車バスの便も分かったから、sanpoさんもいかがですか。
もうお花の盛りで、先へ進めなかったでしょう?
その様子がお隣の山からもよく見えましたよ。
越後駒はその先中ノ岳方面のお花畑が、やっぱり心残りではあります。
はなねこさん、今度見てきてね。