【 名残のレンゲショウマ 】
先々週の土曜日は「降り続いた長雨の後の久し振りの青空」という嬉しい予報だったのに、金曜は帰りが遅くて、「明日になってからね」となんにも準備しないでバタン。ところが早朝の地震で起こされて、もう一度寝なおして目が覚めたらもう8時半でした。さて今から歩いてくるには、高尾か御岳か。爽やかな花野か涼しげな水のそばか。もう一度予報をチェックすると、日中は暑くなりそう、御岳山のロックガーデンに決定です。
「初秋の空の下を歩く」もう一つの目的は「下りに使う筋肉のトレーニング」。で、上りはお手軽ケーブルカー。
久し振りに見るケーブルカーはこんなにカラフルになっていました。2014年秋からの新デザインで、この緑のフレームは武蔵号、もう一台の御岳号は赤のフレームです。
山の上にはやっぱりもう秋の花。ゲンノショウコ。手前の花はお洒落なブルーの葯はもう取れちゃったの?
ツルニンジン。クレヨン模様。
カシワバハグマ 。あっち向いてホイ。
あら、嬉し。もう時期を過ぎたし、と期待していなかったレンゲショウマがまだぽつぽつ残っていました。実は出来立てでほっそり、もう少しするとぷくぷくと膨らんで面白い形になるんですよね。
タマゴタケかも。そうだったらなかなかおいしいそうですが、試す気にはならず。
ごまだらきのこ
キバナアキギリ。何も思いつかないけれどこの季節には外せない花。
富士峰園地でランチを済ませたあと、さあどうしようか思案します。
予報に反してなかなか薄雲が取れなくて、このあとも青空にはならないみたい。そうなると気分が乗りません。ロックガーデンは滑りそう、台風の後で荒れているかも、とまたしても軟弱な選択。(帰ってきてからビジターセンターのHPでチェックしたら冠水、通行注意の情報あり、正解だったかもね)
ということでさっさと大塚山を経て丹三郎尾根を下りました。
つんつんあざみとイチモンジセセリ
ヤマジノホトトギス。ヤマホトトギスも咲いていたけれど、写真は一層ボケボケでボツ。
いつも笑ってしまうのはこの中ノ棒山の標識です。地図上で846mとある地点だと思うのだけど、と改めて調べたら、「山レコ」にちゃんと載っていました。やっぱり笑っちゃう。
ところで、この散らかった小枝と葉っぱは風か雨の影響かと思ったら、クマが喰い散らかした疑いが濃厚とか。
(追記:ハイイロチョッキリの仕業の可能性もあり)
丹三郎尾根はホトトギスがちらほら咲いているだけで花は寂しいものでした。
でもいろんなキノコが目を楽しませてくれて、
わんさかきのこ
くんせいたまごきのこ。色は薄めながら形といい、大きさといいケーブルカーの駅で売っていた燻製玉子にそっくり。
おまんじゅうきのこ
きいろはなびらきのこ
去年工事の様子を見て、怪しいなぁと思っていた伐採地はとうとう林道が通っていました。登山道は分断されて画面左下の階段を下り、中央部からまた林の中に入っていきます。そのあたりから下草が払われ道が広げられて歩きやすく、というかちょっとつまらない感じ。
おっ、やっと花が。サラシナショウマが咲き出しています。
(追記 : 葉っぱをよく見てこなかったけれど、この花の咲き方はオオバショウマかも。)
シュウカイドウが群れて咲いているようになるともう里はすぐそこです。
車道に出たら日が射してきて、なんだかな。でも筋トレにはなったでしょう。
さて、その後超多忙の一週間が終わって、明日から山に行けそうです。街でもちょこちょこ筋トレしていたから大丈夫よね。