2017年 05月 11日
5/2 (火)御前山 ( 栃寄沢から湯久保尾根へ ) |

GWの期間中ではあるけれど一応平日なので、バスは二台で充分でした。
雲取山でキャンプをするような大きいザックの若者の他は、どこへ行くのかなぁ。栃寄沢に向かう境橋BSで下りたのはたったの3人です。この時期御前山へはもっと多いと思ったけど、大ブナ尾根から登るのかしら。


道端に咲き始めた白い初夏の花を眺めながらしばらくは車道歩き。ウワミズザクラ/ヒメウツギ

ここから入れるようになってとっても嬉しい、不思議の国への入り口なんです。
この季節は絶対沢沿いが楽しいコースでしょう。面白いものにたくさん出会えそう。

ほら、今日はコチャルメルソウのチャルメラみたいな実を撮ろうと思っていたのに、ツンツンニョキニョキ伸びている茎に着いた小さな花は今が盛り。珍しくピントが合ってしまって、こんな素っ頓狂な顔を捉えちゃいましたよ。この魚の骨みたいのが花弁ですって◎-◎大きな葉の上に浮かんでいるような白い花はミヤマエンレイソウ


日に透けて揺れているのはチドリノキの雄花。コクサギは片側に2枚ずつという独特の葉の付き方を知ってから、ずいぶん目につくようになりました。チドリノキと同じく雌雄異株でこちらも雄花。

おや、葉の下にコロンと丸い白い珠が見え隠れしています。フタバアオイの花? 下から覗き込んでみましょ。萼片が半分の所で反り返っているのだそうな。
じつは、この花はどこかで見たことがあるような気はしても、きちんとフタバアオイの花と意識したのは今日が初めてかもしれません。ふーん、これがフタバアオイの花ね。

ニリンソウは大きな群落にはなっていないけれど、点々と咲いていて、道々ずっと目を楽しませてくれました。
と、急に目の前が明るくなって、


ともかくまた谷に戻ってコガネネコノメやヤマネコノメの花に出会い、ほっとした気持ちになりました。


今年は初めてお目にかかるヒナスミレ。続いてフイリヒナスミレ。エイザンやナガバも次々に。

その他ミツバコンロンソウやハシリドコロ。 

だって、
数年前シロヤシオの当たり年と聞いて見に来たのに、どこだかわからなかったことがあり。
「三年間隔説」によれば今年もそのはず、場所を確認しておかなくちゃ。
以前このあたりを歩いた時にシコクスミレを教えてもらったし。

で、この葉っぱはシコクスミレ? コースより下の斜面で正面までは廻りこめないので、精一杯腕を伸ばしてテキトーに撮りました。
広場 ? 大木はどこ ? 背丈ほどの木々の展開前の丸まった5枚の葉は確かにシロヤシオだけど…

あ、ほっ、ほっ、カタクリさん。

指を軽く絡ませているような、それが今にもほぐれそうな微妙な加減が何とも可憐で、一本ごとに撮っていきたいほどです。 
立ち入り禁止のロープの向こう、フェンスで保護された区域ではずいぶんカタクリの数が増えて植生は回復しつつあるようです。遊歩道に飛び出してる元気な花も。でもそれも7年ががりの冒険だったんですよね。



ミツバツツジ / フデリンドウちょっとだけ小河内峠方面のマキノスミレが気になって、ここまで来たのだからそちらへ、と思わなくもないけれど、

奥に長沢背稜が連なり、手前には奥多摩駅へと石尾根が下ってます。





ヒゲネワチガイソウやオトコヨウソメが咲いていたり、となかなか悪くありませんでした。なにしろ評判通り「膝に優しい」という緩やかな下り。今のところ膝に問題はありませんが、試しておこうかと思って(^^ゞ
熟練者用の荒れたコースという藤倉への分岐を過ぎ、


これは振り返ったところ。

帰ってから2017年版を確認したら2時間30分に訂正されていました。やはり最新情報のチェックは大事。年を取って歩くのが遅くなったし…
この先は神社の脇からジグザグな下りを繰り返して小沢の登山口に出ました。

スミレは他にタチツボ、マルバ、ナガバ、エイザンそれにアケボノスミレ。それからあと2株は思案中です。今度こっそり先生方にお尋ねして、わかったら追記するかも。
本日の虫たちは以下の通り。蝶も数種見かけましたが、ちっとも止まってくれませんでした。



ジュウシホシテントウ / ナミテントウ / オトシブミの揺籃 / ?★ JR奥多摩駅0838/0842-(西東京バス鴨沢西行@¥240)-境橋0850
★ 境橋0855-栃寄沢入口0920-トチノキ広場1100-大カツラ1200/1220-尾根1330-惣岳山1340-ソーヤの丸デッコ1400/1415-御前山1450-避難小屋1500-藤倉分岐1600-湯久保山1620-湯久保分岐1650-休憩1700/1715-小沢BS1740 (休憩その他適宜)
★ 小沢1808-(西東京バス武蔵五日市行@¥600)ーJR武蔵五日市駅1840
★ トイレ:トチノキ広場、御前山避難小屋
by koruko-yuki
| 2017-05-11 22:50
| 山歩き:2017
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