2019年 06月 16日
6/9 (日) 高尾山トンネルを通ってみる |

2012年3月に圏央道の高尾山IC ・ 八王子JCT間が開通してから、もう7年。
1984年にその工事計画が明らかになると、工事や開通後の車両の通行が高尾山の自然を破壊することを危惧した反対運動が起きました。一環である「高尾山天狗裁判」は、その画期的な考え方が注目を集めたことを覚えている方も多いでしょう。この訴訟には、高尾山という山自体や、そこに棲むムササビ、オオタカ等の「自然物」も原告として名を連ねたのです。しかし「自然物」には原告としての当事者能力を認められないと、訴訟自体が却下されたのでした。
開通後の影響について公的な検証はされたのか、目にする機会はありませんが、八王子城跡の御主殿の滝が涸れたり、琵琶滝の側の稲荷祠の湧水が少なくなったりと、地下水脈の変化は確実に起こっているようです。
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それはそれとして、出来てしまったからには一度は通ってみたい。
小仏行のバスに乗った時に蛇滝口BSを過ぎて見上げる構造物。
あの上はどうなっているのだろう、とやはり気になるではないですか。
生憎の小雨模様の中、北から南へ。


いつもバスで潜っているあの道路の先はこんなふうになっているんですね。



このトンネルの上に、
たくさんの動植物が生息していて、
今日もハイカー達が歩いていると思うと、何だかこそばゆい。
標高599mの高尾山一帯は、国定公園としては最小の面積わずか770ヘクタール(*)。
そこに1300種を超える植物をはじめ、約5000種の昆虫、160種の野鳥、25種の哺乳類などが認められる。その数字を知って、改めて高尾山の生物相の多様性を思います。
1300種というのは日本全体の植物種の4分の1にも当たるとか。
そうなのです。
今でも高尾山周辺を歩いてみると、
この一画だけ特別に植物の種類が多いとはすぐに気がつくこと。
圏央道はその高尾山の真下ではなくても、別ルートなどの妥協策はなかったものかと、
今更ながらに思わされました。
★ 高尾山天狗裁判 (高尾通信)
★ 高尾山の自然を守る市民の会
* たとえば 2km x 4kmで 8km2 ( 800ha )
by koruko-yuki
| 2019-06-16 22:12
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