12/25 (金)頃 ともかく歩けば (リハビリ散歩⑤) |
ミソサザイ。
え? ミソサザイ?
ミソサザイって...あのミソサザイ?
こんなところに?
今日もカメラマンさん達が集まっているのを見かけて近づいてみると、レンズの先には...何もいません。「さっきまでミソサザイがちょろちょろしていたんだけど」と見せてくれたモニターには確かにあの可愛い姿が収まっていましたが、「もう今日は出てこないかもしれないな。引き上げようか」だって。そんなぁ。
しかしこんなに身近にミソサザイがいると聞いただけで、何やら嬉しくなってしまった私です。うふふふふ。自然に口元がほころんでしまう。
それから、いつものように陽だまりのお気に入りベンチ(痛みが和らぐ魔法のベンチ)でコーヒータイムを過ごし、少しはリハビリっぽい散歩をしたりした帰りがけ。何となく引かれるように、また足を向けたら、
いる! あのソプラノが聞こえる。
いたぁ!
確かにこの目で見ましたよ、ミソサザイ。
しかし素早いその動きにはカメラがついていけない。
ようやく捉えた証拠写真がこの一枚であります。
このボケ具合は、あの鳥の「まぼろし」具合?
その後通るたびに覗き込んでいるけれど、ひと月近くたった今も再び出会うことはありません。ビギナーズ・ラックだったのかしら。図鑑などによると、冬には平地に移動したりすることもあるそうですが。
さてと、葉の落ちた冬の雑木林はバードウォッチングの好適地、小鳥たちが軽やかに飛びかい、隣の池には様々な水鳥が渡ってきてカルガモやバン等の留鳥に交じって泳ぎ回っていますが、そのレポはまた改めて。
その他にも様々な生き物の営みがありまして、その紹介を少々。
とにかくいろいろなモノに出会います。
何だかサイドバー向きの画像が続く(^^;
少し真面目にいきましょう。
と、真面目になりかけても、メタの林を抜けて、足元に目をやれば、
側にはヒマラヤスギの実のかけらがたくさん落ちています。これは怪しい。
調べていくと、このモシャモシャの毛虫(色合いからはキツネの尻尾)はヒマラヤスギの雄花の殻だとわかりました。
へぇ、面白~い。「シーダーローズ」は拾ったことがあるけれど、モシャモシャ毛虫の方は今まで気がつきませんでした。リハビリ散歩の余禄ですね、いや、こっちがメインかも。
ヒマラヤスギ(実はマツ科)の松ぼっくりは、鱗片が軸から外れた後、張り付いていた種が剥がれてプロペラのようにくるくる回りながら飛んでいくのだそうです。最後に残った頭の部分が纏まって落下、鱗片が重なったままの様子がまるでバラの花びらのようで、「シーダーローズ」と呼ばれるステキなリースの材料に。
出会いはまだまだ。
ギョロ眼のテントウムシ、破れガラスのようになった網でまだ頑張っているナガコガネグモ、そして次世代を担うカマキリの卵。
しかも、ヒヨドリジョウゴ、アオツヅラフジ、ムラサキシキブ等、今季は諦めていた木の実も残っていて、とにかく楽しい冬の自然公園です。
社会的にも私的にも不自由な生活が続く今、大変ありがたい場所で、これからもぽつりぽつりとレポが続きます。(宿題は後回し)。
またしばらくしたら覗いてみて下さいね。(^_^)/~
★「森と水の郷あきた」樹木シリーズ101 ヒマラヤスギ
http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/101-himaraya/himaraya.html
(追記)
コメント(↓)で、テントウムシの種類のお尋ねがありましたが、その後「ナミテントウ」に同じ斑点のテントウムシが載っている図鑑がありました。
この時期は、お花がないからこそで、公園が楽しかったりしますね。
山では出会えない・・、というか、気にしていられないものを見るチャンスでもあるし
何より気分転換になるのが嬉しいですね。
このテントウムシの名前は? 見たことないかもです。
公園に行ってしまうとレポができないうえに、また新しいネタが増える、という悩み。
身近でこんなに豊かな自然の様子が見られるなんて、
今まで気がつかなかったことです。
こんなテントウムシ(ですよね?)は私も初めて。
一応調べてはみたのですが、まだ種類がわかりません。
色や模様に個体差が大きいということですし。
気がついたら教えて下さいね。
都市公園って、そういう観点で作られていることがあったりも
するのかもしれないなぁなんて思ったりします。
私もゆきさん御用達の公園が、ツアー会社のアウトドアコースに
入っているのを知ってびっくりしましたよ(^^ゞ
>そういう観点で作られていることがあったりも
そうそう、昔からの自然を活かして、それに時間の経過を考えて。
まったくの別件で、ランドスケープデザイン、という話を聞いて、面白かったです。
ツアーねぇ、palletさんに言われて私もびっくり(0‐0)
私も企画しようかしら。
最後は「ゆき庵」で石ころなんかのコレクションを眺めながらお茶など。
ぜひぜひ!
コロナが下火になったら、かしら。