2025年 08月 11日
7/31(木)花と蝶々の小烏帽子岳(2042m) |

どうもこの時期は「夏の花と稜線歩き」の烏帽子岳の方が魅力的なようです。
まずは烏帽子岳から。

今回も東御市のレッツ号のお世話になります。
小烏帽子岳の手前には短いけれどガレ場がありました。
小烏帽子岳から烏帽子岳まで楽しそうな稜線が続いています。

しなの鉄道田中駅前には一本のシナノクルミの樹。
東御市はクルミの生産量日本一を誇る「クルミの里」なのだそうです。
ゴルフボールくらいの大きさの実がなっていました。

さて地蔵峠の湯ノ丸ビジターセンター前でバスを下りて準備を整え、キャンプ場へ

正面に湯ノ丸山のなだらかな山頂が見えています。

足元の草原に咲くこのシャジクソウ、

私は浅間山周辺でしか見たことがありません。

中分岐

朝のうちは薄いガスがかかり、時々そよ風も頬を撫でる涼しいスタートでした。

左:レンゲツツジの葉にまだ赤とんぼにならない未成熟のアキアカネ(?)

左:レンゲツツジの葉にまだ赤とんぼにならない未成熟のアキアカネ(?)右:クロヒカゲかくれんぼ
林の中にはトンボやさまざまの大きさのチョウが飛び交っていました。
林の中にはトンボやさまざまの大きさのチョウが飛び交っていました。
はじめのうちこそ留まるのを待って撮っていましたが、
そのうち、あ、またね、と無視無視、
すると帰宅後種類が違うかもしれないことに気がついたりして。もう遅い。


コオニユリ/ハクサンオミナエシ/タテヤマウツボグサ
湯ノ丸山の裾を回るように緩やかに進み、


ツリガネニンジン/ウスユキソウ/(シナノ?)オトギリ
振り返ると、笑っちゃうように大きな中華鍋の湯ノ丸山

この先が尾根


マツムシソウ/イブキジャコウソウ/ヤマハハコ

眼下に東御の町


コオニユリ/ハクサンオミナエシ/タテヤマウツボグサ
林を抜けると湯ノ丸山とは対照的にちょっぴりかっこいい烏帽子岳の山頂が現れて、

湯ノ丸山と烏帽子岳の鞍部に着く頃には木蔭が恋しい夏空が広がりました。

先客さんが出発しそうなので、ズミの実のシルエットなど撮って待ちます。

そこからは低木灌木笹原交互の登りです。



すれ違ったグループに小さな子がいて「がんばったのね」と声をかけようとしたら
先に「がんばって下さい」なんて言われてしまった。「はい」


キバナノヤマオダマキ/ヤマハギ/カワラマツバ


カワラナデシコ/シュロソウ/アオヤギソウ


キバナノヤマオダマキ/ヤマハギ/カワラマツバ

カワラナデシコ/シュロソウ/アオヤギソウ急に花が増えてきました。そうそう、これこれ。
でも少々お疲れぎみの花も。この暑さもうひと月半も続いてますものね。
私もうんざりしてます。
時々道の脇が開けて、あ、篭ノ登山の向こうに浅間山も頭を出しています。



ツリガネニンジン/ウスユキソウ/(シナノ?)オトギリ



マツムシソウ/イブキジャコウソウ/ヤマハハコ
八ヶ岳、中央アルプスの山々は雲の中

ところで先ほどから足元をちらちら、ちらちら小さなチョウが飛び回っています。

ところで先ほどから足元をちらちら、ちらちら小さなチョウが飛び回っています。2頭で追いかけっこをしたり。
もしかしてアサマシジミ?
そうだったらぜひカメラに収めたい。
帰宅後よく画像を見たらどうもヒメシジミらしいのですが、それもまた嬉しい。
どちらも家の近くでは見られないチョウです。
あれ?
ハクサンフウロを訪れたこの方は年一化性のヒメシジミにしては随分ボロボロ。

皆さんのレポを見ていた時には頭に入っていなかった。
きっとわざわざ書くほどでもないとスルーなのでしょうね。
とにかく後で地図を見直したらちゃんと岩々の表示があります。
この頃CTばかり気にして、地形や方角に注意しなくなっているのは困りもの。

(その向こうに四阿山、根子岳の重なり) 
ピストンで戻るために下っていく先、

と思いつつこんな模様が目に入ってくると、一瞬構えたりして。

鞍部まで戻ればもう時間の見当がつきます。チョウを気にしなければね。
ヤナギランはこれが一番の美人さん

中分岐まで戻りました。
でもね、やっぱりバスの時間は気にしなければなりません。
往復していると余裕がなさそう。
それよりもここでチョウと遊んでいた方が。
せっかくこのタイミングで出会えたのだから。
ということで今日はこの小烏帽子岳まで。
🦋 🍙 🌺

目に入るのは気持ち良さそうな天空のトレイルです。
しかし安易にあのトレイルを辿ってはいけない。
古い地図には破線が描かれているけれど、それは森林管理者用専用路で、
進入注意の立札がありました。

私の先をヒョウ柄のチョウが道案内をするように、

進んでは留まり、進んでは留まり。待て待て。
しかし周りはヒョウ柄だらけ、蛇の目だらけ、
やがて気にも留めないようになりましたが、
帰宅後改めて見てみると同じヒョウモン類、ヒカゲ類でも種類が違っています。
もう少し撮ってくればよかったかも。
でも飛んでいるチョウを見分けるのは私には難しい。


木蔭でゆっくりコーヒータイム


時間がたっぷりあるから今日は臼窪湿原を回って帰ります。

緩やかにカラマツ林の木漏れ日の中を歩く散歩道。

靴の底にふかふかのカラマツの落ち葉を感じながら。
心拍数を測りながら歩く「クアの道」という歩き方のコースになっていました。
それはいいんですが、湿原はどこかしら?
心拍数を測りながら歩く「クアの道」という歩き方のコースになっていました。

キャンプ場奥南側に出てやっと湿原の入り口でした。
しかし今は乾燥化が進んだようで、生えている植物も湿地性でなく、
湿原というには首をかしげるありさまで、
ビジターセンターのスタッフさんも嘆いていました。
🦋 長くなったので今日出会ったチョウたちの紹介は章を改めて
★ 湯ノ丸ビジターセンター0955-中分岐1030-鞍部1100/1120-尾根1200
-小烏帽子岳1220/1300-鞍部1350/1410-中分岐1450-臼窪湿原1505/
1515-VC1530
★ VC1545-(休暇村嬬恋鹿沢送迎バス)-休暇村1600
by koruko-yuki
| 2025-08-11 12:50
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