8/1（金）今度こその湯ノ丸山は

前日の小烏帽子岳とは打って変わって、霧に包まれてしっとりと。

しかし風が強くて早々に退散しました。

さて「本日のチョウ」じゃん、ベニヒカゲ！

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朝の送迎バスで地蔵峠でへ、

すっかりお馴染みになったVCのお姉さんのアドバイスで、

歩き始めは急なゲレンデ横のコースは止めて中分岐経由にします。

キャンプ場の向こうの湯ノ丸山、今日は上の方は雲の中中分岐から鐘分岐へ

「ここからは登山道」との注意書きの横を抜けて進むと

左：フワ～っと飛んできたのはまたもヒョウ柄、ヒョウモンエダシャクでした。

右：足元に落ちていたこれは樹の皮？

ブローチみたいで洒落てる、（クリックしてみて下さいね）

サイドバー用に撮っておきましょ、

とよく見たらなんとガでした。白と黒のカラフトゴマケンモン。

カラフト・ゴマは分かるけれどケンモンって？

漢字で書くと剣紋だとか、なるほど。

初めのうちは緩やかに
２０００ｍの辺りから少し急になってきて、
二万五千分の一の地図を見てみると、ちゃんと（？）等高線が込み合っていました。
また緩やかになって頂上が近づく頃にはますます霧が濃くなってきます。
湯ノ丸山２１０１ｍ
広い山頂部には誰もいません。

一人ぼ〜っと覚めやらぬ夢の中をさ迷っているようで、
目を凝らせばマツムシソウには毛むくじゃらのアブ（？）とか。

風も強いし、三角点のある北峰はパスにして帰りますか。

と、この頃なんか不完全（？）な山歩きですが、いいの、いいの。

それに、

あっ、道を横切っていったあのチョウは、多分ベニヒカゲでしょう。

あ〜あ、行っちゃった

あ、また

留まった、飛んでった

また来ないかなあ

幸いここは風もなくいい休憩ポイントなので

腰を下ろしておやつなど食べながら待ち伏せることにしました。

留まった！

何度か出会ったことはあるけれど、ここでお目にかかれるとは。

湯ノ丸山のポイント急上昇です。

今日もいい日だ（^^ゞ

結構人懐こくて（？）

黒部五郎を目指した時にはしばらく私の登山靴に留まっていたりしました。

そろそろ実になり出したクロマメノキ、齧ったの誰かな。

おや、霧が上がってきたようです。

しかしそれも続かないのが山の習い、鐘分岐の手前で大粒の雨となりました。　

でもここからは傘をさすだけで大丈夫。あ、それからザックカバーですね。

雨が上がると、長い口吻を出して仲良く吸蜜中のオオチャバネセセリキャンプ場に戻ってきました。
ベニヒカゲはミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウと並んで天然記念物に

指定されている高山蝶で、捕獲は禁止されています。
ミヤマシロチョウは今年は海の日の三連休の頃目撃されていたとか。最後に会ったのは、あれ ？ ジョウビタキ？

赤いお腹の♂とも地味な♀とも違う、でも白い斑点は「紋付き鳥」の特徴、

どうも幼鳥のようです。

初めて見ました。

日本には冬に渡ってくる鳥と思っていたら、

最近は国内での繁殖報告も多く留鳥化しつつあるのだとか。

レッツ号まで時間があったので

VCの隣にある高原ホテルの日帰り温泉でさっぱりしてから帰りました。

　【 オマケ 】

文庫本がずらり圧巻の「休暇村嬬恋鹿沢」通路

それもそのはず、なんと１４００冊の本が並んでいるのです。
名付けて「いちよんまるまる文庫」

標高1400ｍの立地に因んで1400ｃｍの棚を作りつけて並べたのだそうです。

山に登らずに

の～んびりと緑蔭読書＆白樺林散策で過ごすのも悪くないと思いました。

　★　湯ノ丸ビジターセンター0945ー中分岐1015ー鐘分岐1030ー湯ノ丸山1130/

　　　1135ー休憩1150/1210ー鐘分岐1255ーVC1335

　★　VC1505ー（レッツ号）ー田中駅1550