（夏のご報告）8/22（金）烏帽子岳まで

行ってきました

ふぅ、やっと長い長～い夏が終わろうとしています。

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもの。

（それもいつまで通用するのか気がかりな昨今ではありますが）

しばらく引き籠ってPCの入れ替えに四苦八苦していました。

新しい機能なんて不要、このまま静かに古いPCを抱えて余生を送りたかったのに。

しかしキーが外れかけているのは、さすがに困る、買い替え時ですね。

　　　　　　　　　　　　＝　　　＝　　　＝　　　＝

そんな８月の下旬、今年３度目の湯の丸高原です。

暑さはまだまだ続いていても、夏の花とチョウはめっきり少なくなりました。

前回は見かけなかったマルバダケブキが目につく。

中分岐から烏帽子・湯の丸の鞍部へ、林の中は曇り空の下。

車道を歩いていたときはあんなにカンカン照りだったのに、

というお日さまあるある。

花も少なくて地味な道が続いてます。

左：あ、なんかピンク色。ミヤマモジズリではありませんか、これは嬉しい。

しかしなかなかピントが合わなくてなんだかんだと時間が過ぎる、

それでは困るのです、

今日こそ烏帽子岳までのあの稜線を歩いてみようというのが目的なのだから。

帰りにまた

中：キオン　右：キンミズヒキ

鞍部を過ぎて笹原を進むようになると、ほらね、日が出てきました。

ゴマナ、かな／シラタマノキ／コケモモ

ウメバチソウの花は５本の雄しべが時差成長するのだそうで

いつかそんな花を撮ってみたいと思ってました。

これは開いて2日目の花らしい、まず１本だけ花糸が伸びています。

続いて３日目に２本目…６日目に５本目が伸びて、７日目に雌しべの柱頭が現れる。

雄しべと雌しべの成熟期がずれることで、自家受粉を避ける仕組み。

ふーん、なんとも巧妙な戦略をとっているのですねぇ。

ヒョイヒョイと降りてくる小学生の一団、実に羨ましい身軽さで

トモエシオガマ終わりかけ／ヤマホタルブクロ／ハナイカリ

日の当たる山肌の向こうには東御の街並みかな小烏帽子岳から見る烏帽子岳はまさに烏帽子の格好をしています。

ところで、このケルン、7月末に来た時より成長したみたい、

さっきの子供たちも乗せていったに違いない。

薄いピンクのマツムシソウ／オヤマリンドウ？

／シナノオトギリ、今回はちゃんと葉の黒点を確認しました。

さて、では。

しばらくは歩きやすい尾根道
中腹から岩々を縫うように、最後は岩を踏んで

クロマメノキ／まだきれいなホツツジ／やっと開いたイワインチンに出会えた

あと一登りで山頂です。小烏帽子岳より僅かに高い２０６５．９ｍの山頂からは、
薄い雲が広がっていて眺望はあまりよろしくない、

振り向くと、あ、小烏帽子岳には日が当たっていますね。

さて、眺めも今一つだし、一休みは小烏帽子に戻って。

あちらの方が少し花も残っていて足元も楽しいし。

尾根を離れたところのヤナギランは下の方はもう実になり…

あれ、花の様子がこの前と違う。

この花も調べてみると「雄性先熟」でひと月前の花は雄しべが伸びている状態、

これはその後雌しべの花柱が伸びて柱頭が開いたところとか。　

もう秋

赤トンボもこんなに赤く

あれ、ミヤマモジズリ見落としてしまいました。

時間は十分あったのに

【 この日のチョウたち 】

キアゲハ／クジャクチョウ

ウラナミシジミ／シータテハ

アサギマダラ／モンシロチョウ

この他ゴイシシジミ、ヒメキマダラヒカゲ、ギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモン等もまだ元気な姿を見せていましたが、数はずいぶん少なくなったようです。

と、皆さんが１回で済ませる湯の丸山、烏帽子岳を結局３回に分けて歩いた夏でした。　

少し涼しくなったので、いろいろ先送りしてしまった宿題を片付けなくては（＾＾；

　★ 湯の丸ビジターセンター0955ー鞍部1110/1120ー小烏帽子岳1205/1215　　　　 　　　　　　　　　　

　　ー烏帽子岳1240ー小烏帽子岳1300/1310ー鞍部1350/1400ーVC1510/　　　1545ー1555休暇村

　★　7/31　小烏帽子岳　　

　　　8/1　湯ノ丸山

【 オマケ 】しなの鉄道軽井沢駅

今回は新幹線接続口ではなく、旧駅舎口から入ってみました。

趣のある洋館風の建物は、1997年の長野新幹線開業時に取り壊された旧信越本線

軽井沢駅舎の部材を再利用して建てられています。

<< （夏のご報告）８/23（土）村...

9/10（水）富士山山じまい >>